義両親と同居はあまり良いイメージがありませんよね。大変だと言うイメージが多いと思います。
昔は長男が同居して親の面倒をみるという常識がありましたが、現在は少し違っているます。
お互い束縛されない自由な生活を望んでなのか同居を選択しない家族も多いようです。
実際に平成27年の国税調査で顕著にその結果が表れています。
平成27年度国税調査 世帯構造等基本集計結果より一部抜粋
結果から分かるように三世代世帯は年々減ってきており、65歳以上の単独世帯が逆に増えています。
私は義両親との関係は良好でしたので同居に抵抗はありませんでした。
同居なのである程度のストレスはあるだろうけれども子供も見てもらえるので同居もありだと思っったからです。
義父母と同居といっても人それぞれで親の介護の為か経済的の為にかとさまざまな状況が考えられますが同居について悩むんでいる方も多いと思います。
そこで今回は同居を考えている方へ参考になればと同居して約1年を経験した私が思う義両親との同居のメリット・デメリットを紹介します。
義両親と同居するメリット
出だしで同居世帯は年々減少していると不安がらせてしまいましたがメリットもあります。
同居のストレスだけ一人歩きして、メリット面を忘れているのではないでしょうか?落ち着いて考えれば助かる事が沢山ありますよ!
■経済的負担の軽減
ご両親を完全に扶養しなければならない場合は当てはまりませんし、費用負担をどのようにするかにもよりますが、2つの家計が1つにまとまるのですからトータルコストは確実に減ります。
実際に家賃や食費といった生活費のサポートをしてもらえる場合が多いです。
■家事のサポート
特に共働きの場合は大助かりだと思います。
今まで仕事に行く前や帰ってきたからの洗濯や食事の準備は地味に疲れます。それを少しでもしてもらえたら本当に精神的にも体力的に楽です。
私の場合は朝は時間がないのでキッチンは散らかし放題で仕事に行って、帰ってきてからお片付けして食事の準備という流れだったのですが、同居してからは帰るとキッチンが片付けられていて直ぐに食事の準備が出来るので大助かりです!!
■育児のサポート
ちょっとした時に子供を見てもらえるのが最大のメリットではないでしょうか?
熱を出して保育所に預けられない時は見てもらえます。子供が熱を出すたびに会社を休んだり休めない時は病児保育に預けたりと精神的にきついです。しかし家で義両親に見てもらえるとなると安心しますよね。
また、共働きで子供が小学生の場合はどうしてもカギっ子になってしまいますが、同居していたらそれも解消されます。
■自分の時間がもてるようになる
家事が軽減されたり子供たちを見てもらえる事で、自由に使える時間が増えます。
同居してからは夕食・お風呂を済ませても夜の8時から8時半くらいなので少しではありますが、子供との時間が取れるようになりました。
同居前は全部終わるのが早くて9時、そこから寝かしつけて・・・子供が寝たら洗濯など当たり前でしたから、本当に時間の余裕は出来ます。
また美容室なども子供を見てもらえるので行きやすくなると思います。
■自分の体調が悪い時に休める
自分の体調が悪い時に子供の保育所までの送迎や家事などをお願いできる事です。
私はワンオペ状態でしたので、自分の体調が悪くても家事・育児をする必要がありました。38℃の熱を出した時もフラフラしながら子供の保育所の送迎をした記憶があります。
体調の悪い時に子供の世話をしてくれる人がいうと言うことは心強くて安心します。
義両親と同居するデメリット
他人と一緒に暮らすということは必ずストレスがあるものです。同居する前にどいうった事がストレスになるかどうかを知っておくかで気持ち的に楽になるのではないでしょか?
■教育・しつけに口をだされる
近くで見られているので、しつけに関しては言われる可能性は大きいです。
実際に私も”あそこはもっと怒りきらないと駄目よ”とか”こうした方がいいんだけどね”とか
言われます。子供の事を思って言ってくれているのは分かるのですが、
やはりここでも考え方の違いが出てきます。
義両親は口を出すだけで実際にしつけをするのは私たちです。私たち親も考えがあって行動しているわけですら口を出されるのは嫌だと思います。
しかし、そこはそれも一つの考え方だと思って受け入れましょう。それを実践するかどうかは自分で決めればよいだけの事です。
■なんだかんだ言って気を遣う
同居する前はお互いに気を遣わず自由にしましょう!!なんて話していましたが、そんなことができるわけありません。
以前は食事のメニューは子供中心でたまには手を抜いたりしていましたが、義両親にも合わせた料理も考えなければなりません。
週末は何もしたくないと思っても、ゴロゴロばかりは出来ないです。
■家事の仕方の違い
細かい事ではありますが家事の仕方とか少し気になる事が出てきます。例を挙げると・・・。
- 義両親は食器を洗い終わった後は布巾で拭いて棚に戻します。私は拭かないで自然乾燥してから棚に戻すタイプです。
- 義両親は濡れたタオルを洗濯機に入れて置く、私は洗濯機が臭くなるので洗濯機ではなく洗濯かごにいれます。
- 義両親は洗面台の扉がある棚に濡れた物を置く。私は棚のトレーが濡れてカビが生えるので置きません。
こういった細かい事も重なればストレスになります。でも義両親に合わせれる事は合わせましょう。自分が思っている事は義両親も思っている事です。
■お金に関する事
同居すれば経済的に楽になる反面、同居をするときに取り決めをはっきりしておかないと後々問題が出てくる場合があります。お金に関する話は義両親とはしずらいかもしれませんが、それははっきりさせておきましょう。
光熱費や食費などの生活費はどちらが主軸をとるのか?義両親から生活費をもらうなら毎月いくらもらうのか。
家賃や持ち家なら家の修繕費や固定資産税なのど定期的に発生する費用は誰が負担するかも重要です。
その都度決める事も出来ますが、義両親とのお金の話はストレスにしかなりませんので初めに決めておく事をおすすめします。
■干渉される為行動制限される場合がある
干渉は義母が圧倒的に多いです。
今週は何する予定?などいちいち干渉してきます。必要な事は伝えているつもりでもすべてを把握しないと気が済まないようです。
今日はどこどこ行ってきました。と事後報告だと”私聞いてないなけど・・”と言われることもあります。他にも家族でいついつから旅行に行ってきますと言った時は”私に一度聞いてから決めて欲しかった”と言われることも。
義母に迷惑をかける事ではなくても、報・連・相・してほしいとの事だと思いますが、仕事ではないので干渉され過ぎるとストレスが溜まりますね。
両親と同居について
義両親との同居のメリット・デメリットを紹介してきましたがどうでしたでしょうか?
私は同居して約1年が経ちましたが多少のストレスは当たり前と割り切る事が良いという事です。
義両親で人として悪い人はいないと思います。ただ育ってきた環境が違いますし、血のつながっていない赤の他人です。価値観が違うのは当たり前です。
さまざまな場面で自分の考え方と違っていてストレスに感じる事もあるでしょう。でもそれはお互い様です。義両親もあなたに対してそう思っている事もあります。
考え方も人ぞれぞれだなぁ~~って思ったら気が楽になります。あとは何を言われても聞き流す事がストレスの軽減につながりますよ。
そして忘れていけない事は今まで一人でしてきた家事や育児を手伝ってもらえるというメリットがあるという事です。
デメリットばかり表沙汰になりますがメリットもたくさんあります。
家族全員の状況では何がベストなのか良く考えてみましょう。
最後に私の個人的な意見ですが必要性が無い限り同居はしない方が良いです。旦那のご両親といえど赤の他人です。適度な距離を持つことが良好な関係を維持する鍵になります。同居してしまうとその距離感を保つのが難しくなります。
もし同居をせざるを得ないのであれば、お互いを認め合って前向きにしていきましょう!!
これから義両親と同居を考えている方の参考になれば幸いです。
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