頂いた大根が残っていて早く食べなければと思い大根を切ってみると断面が白くなっていました。
なんだこの白い部分は??これは腐っているのか?
この白くなった大根は食べて良いのか??
皆さん!そんな経験ありませんか?
臭いをかいで大丈夫そう。ちょっと味見もしてみました。大丈夫そう。
大人だけでしたら、”まっ、大丈夫か!!”と思って食べるとおもいますが、まだ小さい子供がいるのでちょっと気になりました。子供には悪いものを食べさせたくないので・・・。
この白い部分か何か気になりませんか?
食べても良い物なのか気になりませんか?
そこで今回はこの大根の白い部分の正体を明かそうと思います。目次
大根の白い部分の正体は”す”でした
大根の白くなった分は”鬆 (す)”と言います。
コトバンクでは下記の通り説明されています。
大根・牛蒡(ごぼう)などの芯(しん)にできるすきま。「鬆が入(い)る」
スカスカになるってことですね。
大根特有のシャキシャキ感はなくなり、空洞化するので商品価値がなくなります。
”す”にも段階があって白く見えるだけなら初期段階で、ひどくなると完全に空洞化になります。
私はまだ見たことはありませんが、酷いときはスポンジの様になるらしいです。
さて、ここで問題です。
大根で”す”が入る原因は何でしょう??
スカスカになるということから何か想像きでませんか??
何かが不足しているからスカスカになります。
そう栄養と水分です!!
そして、これは収穫時期と保存方法に問題があります。
大根の収穫時期
なぜ収穫時期に関係があるかというと、収穫時期を過ぎてしまうと熟しすぎたり大根の老化によって栄養が葉っぱに行ってしまい実の方は栄養不足によって”ス”が入ってしまいます。
自家栽培されている方は一度に大根の収穫しても食べきれないので、葉っぱだけを切り取って、収穫時期を遅らせたりするそうです。
大根の保存方法
もし葉っぱが付いていたら葉っぱに栄養・水分が行って”ス”が入ります。
なので、葉っぱが付いていたら直ぐに切り落としましょう!!
要は葉っぱに栄養や水分を取られるから”ス”が入るということですね。
大根に白い部分(す)が入っても食べれるのか?
結論から言ってしまうと、すが入っていてもちゃんと食べれますよ!!
ぐじゅぐじゅになっていたり、異臭がするとか、カビが生えてたりして腐っていたらアウトですが、腐っていない限りスが入っていようが食べれます。
もちろん新鮮な大根に比べて、水分が足りなくてスカスカになってしまっているので、感触も味も落ちますが・・・・。
初めにも書いたように”ス”が入るには段階があって完全に空洞化になってしまった大根を食べるのはちょっと気が引けますよね。
でも、ぽいっ!と捨ててしまうのはもったいないです。
そこで気にせずに食べられる方法を紹介します。
その前にこれだけは絶対にやめた方がいい食べ方!!
それは生で食べる事!
シャキシャキ感が一番のいい所なのに、それがそれが無い大根は生で食べてもおいしくありません。
この方法は止めましょう。
だたし、すりおろしにするならOKでしょう!!
それでは、”ス”が入った大根でもおいしく食べれる大根料理を紹介します!!
※あまりに酷くスの入った大根は諦めてゴミ箱行きにしましょう。
基本的には煮物や炒め物になります。
■大根おろし
完全に空洞化になった大根でも擦ってしまえば大丈夫!!
■大根のお味噌汁
酷い所は切り取って短冊きりにしてお味噌汁
■大根と手羽先の煮物
大根・手羽先を醤油・みりん・砂糖・料理酒で煮込むだけ!!
その他大根の煮込み料理はクックパッドを参考にしてくださいね!
番外編
大根の葉っぱも料理に使えます。
なんなら葉っぱの方が栄養価が高いですよ!!
■納豆の薬味に
大根の葉っぱをみじん切りにし、適量で塩もみ。数時間後から使えます。
納豆に塩もみた大根の葉っぱを混ぜ合わせて完了。
大根の葉っぱのシャキシャキ感と納豆の相性が抜群です!!
■大根の葉っぱチャーハン
納豆の時と同様、みじん切りにして塩もみしてつけておきます。
油で塩もみした大根の葉っぱを炒めて、溶き卵を流し込みます。
半熟くらいになったら冷ご飯を混ぜ合わせ、鶏がらスープ(粉末状)で味を調えて終わりです。
最後に
大根の白い部分は”す”といって収穫の遅れや保存方法が悪くて発生します。
収穫が遅れて発生したスは購入者の私たちにはどうしようもありません。販売者が”ス”の入った大根を売るとは考えにくいですが、100%とは言えませんよね。なので購入する場合は1/2にカットされた大根を買ったりするのも良いと思います。
また、これは今まで見た記憶はありませんが、スーパーで葉っぱが付いたまま販売されているのは避けた方が良いかもしれません。
もし、いただきもので葉っぱが付いていただら直ぐに切り落としましょう!
それとスの入った大根は栄養不足が原因でもあるので栄養もないですし、食べる事はできますが、大根に限らず、生ものは新鮮なうちに早く食べましょう!ということですね。
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