会津郷土料理の【こづゆ】はご存じですか??
沢山の具材が入っていて、さっぱりしたお吸い物です。
私はよくお正月やお祝い事の時に作っていますが、子供や義父母もの好評です。
そこで会津以外の人にも知ってもらいたいと今回は【こづゆ】の作り方を紹介します。
このこづゆですが、そのままでの十分美味しいですが、お雑煮にも使えますよ!
会津郷土料理【こづゆ】の作り方
材料
- 里芋
- 糸コン(白いもの)
- 人参
- きくらげ
- 干ししいたけ
- 乾燥貝柱 ※なければ貝柱の水煮の缶詰
- まめ麩※なくてもOK
味付け
- 白だし
- 塩
①下準備
干ししいたけ、乾燥貝柱は前日から水でもどしておきます。
きくらげは作る数時間前から戻しておけば大丈夫です。
②材料を切っていきます。
1、ニンジン・里芋はいちょう切り
2、きくらげは細切り、干しシイタケは1mm幅くらい
3、糸コンは軽く茹でてあく抜きしして、適当な長さでカットします。
③材料を茹でる
硬い物から順に鍋に水いれてゆでていきます。
切った材料の1→2→3の順序ですね。
ある程度材料が柔らかくなったら貝柱をほぐして、戻し汁と共に鍋に追加していきます。
※水煮の貝柱の缶詰を使う場合は、缶詰の汁を捨てずにお鍋に一緒にいれます。
この貝柱の出汁が特徴の澄まし汁にまります!
④味を調える
白だしで味付けし、お好みで塩を少し加えて味を調えます。
味付けは貝柱の出汁が損なわれないように薄味にしましょう!!
⑤まめ麩を入れて完成!
会津では簡単に手に入る【まめ麩】ですが、地域によってはスーパーには売っていなくて手に入れる事が難しい場合があります。
そんな時は有名な通販サイトでも売られていますので、そちらで入手してみてください!
こづゆについて
【こづゆ】の作り方が分かった所で、次はどういった料理なのかを紹介しますね。
会津は内陸地方の為、交通の便が悪い時代は祝いの席であっても新鮮な海産物を手に入れる事が難しかったため、乾物の材料を利用して作られていました。たくさんの材料が使われている贅沢な料理ですが「おかわりを何杯してもよい」という習慣があって、会津人のおもてなしの心が現れている料理でもあります。
会津若松商工会議所が発行している「会津伝統料理十食」にも紹介されており次の様に紹介されています。
会津の代表的な郷土料理。その歴史は、江戸後期会津藩松平敬公の参勤交代の折、食べられた『重』という料理がルーツとされる。
会津伝統料理十食(会津若松商工会議所)
元々冬期間のお祝い膳に出されたが、現在は冠婚葬祭やお正月など特別な日には欠かせないおもてなし料理となっている。伝統工芸会津塗りの”大平”という椀に盛られ「手塩皿」という朱塗りの小皿に分けて食べられる。
会津郷土料理【こづゆ】のまとめ
こづゆは家庭によっては銀杏やタケノコ、ワラビなどを入れたりと若干変わりますが、今回私が紹介した【こづゆ】はどこのスーパーでも手に入りやすくて作りやすいです。
お吸い物として食べるのも良いですが、私がおススメなのがお餅をいれてお雑煮にして食べるのも美味しいです。私はお正月に大量にこづゆを作り、お吸い物・お雑煮として食べています。
味がさっぱりしているので、飽きずに何日も食べれますね。
会津に住んでいない人は【こづゆ】を作る事はほぼないと思いますが、是非お正月に作ってみてください。何日間はお味噌汁も作る必要もないですよ!!
里芋の皮むきが苦手な人へ
こちらの記事参考にしてみてください➡➡里芋の皮を簡単に剥く方法